わかぶな高原、今冬の営業困難に村がスキー場運営会社に退去要請
(2020年8月31日 新潟日報)
新潟県関川村は31日、わかぶな高原スキー場(同村沼)の運営会社に対し、施設からの立ち退きを要請した。同スキー場は赤字経営が続いており、加藤弘村長は新潟日報社の取材に対し「退去期限を延長しても、(運営会社から)赤字体質から脱却する具体的な根拠が示されなかった」と説明した。運営会社は退去に応じる姿勢を示しながらも、「事業継続を諦めていない」としているが、今冬のスキー場の営業は難しい情勢となった。
同スキー場の運営会社「わかぶな高原」を巡っては昨年5月、赤字経営が続くことなどを理由に、村が財政支援の打ち切りを決定。村は土地や施設を無償で貸与していたが、この契約も今年3月末で打ち切った。
4月以降、運営会社は施設を使用できなくなったが、新たな事業計画案を練るなどを理由に、退去期限の延長を要請。これを受け、村は8月末まで猶予していたが、具体的な提案がなく、加藤村長は「2度も退去期限を猶予したが、3度目はない。タイムリミットだ」と立ち退き要請に踏み切った。
加藤村長はスキー場を村が直営する考えはなく、「今冬のスキー場営業は極めて難しいだろう」との見方を示した。スキー場の存続については「事業参画を検討する企業があれば、前向きに協議したい」とした上で、「今後は地権者へ土地を返還するか、別の目的で活用するかなども含めて検討する」と述べた。
同社の永井伸治社長(57)は退去要請に対し、「事業拠点を失うのは手痛いが、村の意向を無視するつもりはない」と応じる構え。一方で「事業継続への道が閉ざされたわけではない。具体的な提案がまとまれば、村に説明したい」と話した。
同スキー場は1987年にオープン。当初からの運営会社が2004年に撤退し、翌年から現在の運営会社が経営していた。19年度シーズンは、暖冬少雪で開業以来初めて1日も営業できなかった。
わかぶな高原スキー場は、新潟県でも北に位置するスキー場です。
関越道・練馬ICから向うとすると片道4時間29分、371kmほどの距離にあるようです。
東京から向うとなると、ちょっと距離があるように感じます (^_^;)
これだけの距離と時間をかけて首都圏の方が向うのは、なかなか無いハズですので、やはり地元の方の利用が主となるはず。
ローカルスキー場の運営は、なかなか厳しいようですね。
確か一度もオープン出来なかった場合のみ料金払い戻しのはずでしたが、スキー場側は
「来シーズンも有効とします」
という体制をとりました。
しかし結局は来シーズンオープンするどころか倒産したとのことでメールで問い合わせても返事はありません。
本来払い戻しになるはずのものを勝手に来シーズンも使えるようにしますと言ってやっぱりスキー場継続出来ませんとなって音信不通って最悪です。
一昨年のシーズンで従業員に対して給料未払いなどもあったそうなので早割でお金だけ取って逃げられたって感じですね(-_-;)
スタッフの方々は本当にいい方ばかりで好きなスキー場だっただけに経営者はクズみたいな人ですよね(T_T)
とても残念です。